雛祭りの素朴な疑問
- お殿様とお姫様の並べ方は?
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昔は上座である向かって右側にお殿様を据えました。
しかし、最近は男性が女性をエスコートするのに都合のいい西洋式が広まり、
向かって左にお殿様、右にお姫様という飾り方が多いようです。
- 飾る時期や、お片づけは?
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飾るのは立春を過ぎた頃から。早い分にはかまいません。
また3月3日の節句が終わったら翌日には片づけ準備、まず人形の顔を包む、埃をはたく、その他は余り神経質にならなくても。
そして紙を被せたら数日はそのまま、天気の良い日に箱へ入れてください。お片づけも、家族揃ってお願いします。
箱にはナフタリンと樟脳を混ぜないで。化学変化をして水分が発生しカビの原因になります。
- 姉妹の場合、1人ずつ必要?
- お雛様はお子様の成長を願うもの、できれば1人に1式飾るのが習わしです。
- お母様のお雛様は?
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できれば、一緒に飾ってください。役目が終わった人形の付属品はご家庭で処分してください。
人形はお子様の厄を引き受けているので大切に、寺社の人形供養に納めてください。
- 購入するときのポイントは?
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1)まずは種類とご予算。
母方から届くそのままのサイズでいい場合は結構ですが、若夫婦がマンションの場合は飾る場所や収納場所をあらかじめ決めてから店へお越しください。
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2)店頭で、ぜひ質感を。
実物の人形をたくさんご覧ください。その人形だけがもつ質感・重厚感が伝わってきます。また、店頭では節句の由来や人形の文化などをご説明。愛着深まる品をお選びいただけます。